Core iシリーズは現在「Core i3・Core i5・Core i7・Core i9」がラインナップとして存在おり、同世代であれば
「Core i3」から「Core i9」に向けて、数字が大きくなるほど、より高性能なCPUになります。
購入予定のパソコンのCPUの詳細が理解出来ると、パソコン本体のおおよその発売年が解ったり、使用予定ソフトの必要環境・推奨環境を見る時も、より確実に条件を確認する事が出来ます。
この記事ではCore iシリーズの世代(発売年)の見分け方等解説していきたいと想います。
Core iシリーズ 世代一覧表
下記表を見て初めて知る方もおられるかと思いますが、Core iシリーズには「世代」と呼ばれる物が存在します。
日本でも誕生年によって「バブル世代・就職氷河期世代・Z世代」などと言われますよね。
世代 | 開発コードネーム | 販売開始日 |
---|---|---|
第1世代 | Nehalem | 2008年~2011年 |
第2世代 | Sandy Bridge | 2011年1月9日 |
第3世代 | Ivy Bridge | 2012年4月29日 |
第4世代 | Haswell | 2013年6月2日 |
新第4世代 | Haswell Refresh | 2014年5月11日 |
第5世代 | Broadwell | 2015年6月18日 |
第6世代 | Skylake | 2015年8月7日 |
第7世代 | Kaby Lake | 2017年1月6日 |
第8世代 | Coffee Lake-S | 2017年11月2日 |
第9世代 | Coffee Lake-S | 2018年10月20日前後 |
第10世代 | Comet Lake-S | 2020年4月30日発表 |
第11世代 | Rocket Lake-S | 2021年3月30日発売 |
第12世代 | Alder Lake | 2021年11月4日発売 |
第13世代 | Raptor Lake-S | 2022年10月20日発売 |
第14世代 | Raptor Lake-R | 2023年10月17日発売 |
※2024年7月時点でのCore iシリーズの最新世代は、第14世代となります。
※開発コードネームは代表的な物を記載しています。
Core iシリーズの世代の見分け方
Intel Core iシリーズCPUの世代は、CPUのモデル名の数字の部分で判断する事ができます。
世代を見分ける方法は凄く簡単で、「Core i○以降の数字が○桁かを見るだけ」です。
「9900」なら第9世代、「14700」なら第14世代と判断することができます。
世代 | 開発コードネーム | 見分け方 (Core i○以降の数字が○桁) | 表示例 |
---|---|---|---|
第1世代 | Nehalem | 第1世代のみ3桁表記 | Core i7-870 Core i5-680 Core i3-540 |
第2世代 | Sandy Bridge | 後ろの先頭の数字が2で始まる | Core i7-2700K Core i5-2500K Core i3-2130 |
第3世代 | Ivy Bridge | 後ろの先頭の数字が3で始まる | Core i7-3770K Core i5-3570K Core i3-3250 |
第4世代 | Haswell | 後ろの先頭の数字が4で始まる | Core i7-4770K Core i5-4670K Core i3-4340 |
新第4世代 | Haswell Refresh | 後ろの先頭の数字が4で始まる | Core i7-4790K Core i5-4690K Core i3-4370 |
第5世代 | Broadwell | 後ろの先頭の数字が5で始まる | Core i7-5775C Core i5-5675C |
第6世代 | Skylake | 後ろの先頭の数字が6で始まる | Core i7-6700K Core i5-6600K |
第7世代 | Kaby Lake | 後ろの先頭の数字が7で始まる | Core i7-7700K Core i5-7600K |
第8世代 | Coffee Lake-S | 後ろの先頭の数字が8で始まる | Core i7-8700K Core i5-8600K Core i3-8350K |
第9世代 | Coffee Lake-S | 後ろの先頭の数字が9で始まる (第9世代までは数字が4桁) |
Core i9-9900K Core i7-9700K Core i5-9600K |
第10世代 | Comet Lake-S | 後ろの先頭の数字が10で始まる (第10世代から数字が5桁に) |
Core i9-10900K Core i7-10700K Core i5-10600K |
第11世代 | Rocket Lake-S | 後ろの先頭の数字が11で始まる | Core i9-11900K Core i7-11700K Core i5-11600K |
第12世代 | Alder Lake | 後ろの先頭の数字が12で始まる | Core i9-12900K Core i7-12700K Core i5-12600K |
第13世代 | Raptor Lake-S | 後ろの先頭の数字が13で始まる | Core i9-13900K Core i7-13700K Core i5-13600K |
第14世代 | Raptor Lake-R | 後ろの先頭の数字が14で始まる | Core i9-14900K Core i7-14700K Core i5-14600K |
モデル名の末尾に付いた謎の英字「サフィックス」
CPUの中には、末尾に英字が付いたモデルも存在します。
この英字は「サフィックス」と呼ばれるもので、例えばIntelのデスクトップ向けモデルなら
「K」はオーバークロックに向いた倍率ロックフリーモデル
「F」ならGPU(グラフィック機能)非搭載モデルといった特徴を持っています。
Intel CPUの主なサフィックス
- 「表記なし」:通常モデル
- 「K」:倍率ロックフリーモデル。
オーバークロックによってクロック周波数を引き上げることが出来ます。 - 「KF」:GPU(グラフィック機能)非搭載の倍率ロックフリーモデル。
- 「X」「XE」:クリエイター向けの「インテル Core X」に属するモデル。
通常よりもコア数が多くなっています。 - 「H」:ノートPC向けのハイパフォーマンスモデル。
- 「U」:ノートPC向けの超低消費電力モデル。
Core iシリーズ以外のCPU
Core iシリーズの他に「Pentium」と「Celeron」と呼ばれるグレードがありますが、Core iシリーズではありません。
Intel CPUには所謂、「松・竹・梅」や「金・銀・銅」と言うように性能のグレードが存在します。
グレードは、「(高) Core i9 > Core i7 > Core i5 > Core i3 (低)」と数字が大きくなればなるほど高くなります。
また、上記で記載したように「Pentium」と「Celeron」と呼ばれる2つのグレードが存在しますが
「Pentium」と「Celeron」はCore iシリーズとは関係ありません。
なので、「Core i3 Pentium」や「Core i5 Celeron」、「Core i9 Pentium」とか「Core i7 Celeron」というグレードは存在しない
ので注意しましょう。
ちなみに「Pentium」や「Celeron」まで入れたときのグレード順は
「(高) Core i9 > Core i7 > Core i5 > Core i3 > Pentium > Celeron (低)」になります。
搭載されているCPUを確認する方法
世代やランク等が分かった所で、使っているパソコンのCPUスペックを確認してみましょう。
確認方法については下記動画で解説していますので是非ご覧ください!
※其々20秒あたりから見てください。
■Windows7 OSの場合
■Windows10 OSの場合
■Windows11 OSの場合
■Mac OSの場合
CPU関連まとめ記事案内
その他、CPUとはそもそもどのような物なのか・使っているパソコンのスペック確認方法等も解説しています。
まとめ
Core i CPUは一般的なビジネス用途・パソコンゲーム・動画編集などのクリエイティブな作業まで、幅広く対応しています。
どのような目的でパソコンを使いたいのかを明確にすることで、余分なコストをかけない買い方もできます。
PC WRAPではCore iシリーズ CPU搭載商品多数ございます!
「複数の作業を同時におこなうので耐えるパソコンが欲しい」・「動画編集や配信をしたいにスペック良いやつ」と言う方!
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