パソコンショップPC WRAPです。
今回はPCパーツの中でも、パソコンの性能に最も影響する「パソコンの頭脳」であるCPUについて
CPUの役割から主なCPUメーカーの製品ラインアップを紹介していきます。
CPUってどんなパーツ?
CPUは、パソコンの“ 頭脳 ”や、“ 心臓部 ”といわれています。
それほど重要なパーツだという事です。膨大なデータを瞬時に計算処理する機能をもっていて、
CPUの性能こそがパソコンの性能を決めているともいえます。
動画の編集や、高精細な写真の加工等パソコンにとって負担の大きい作業を行う事があるなら
より高性能なCPUを搭載したパソコンを選ぶ必要があります。
また表計算ソフトに計算させたりホームページに写真を表示したりする作業でも、
より高性能なCPUを使用したほうがキビキビと動作することを実感できます。
また、近年では4K映像の動画編集やハイエンドな3Dゲームといった高度な処理を
必要とするソフトウェアが利用されるようになってきた為、現在販売されている製品には
1つのボードに4つのCPUコアを搭載した4コア(クワッドコア)、同じく8つの8コア(オクタコア)といったマルチコアの採用や1つのコアを擬似的に2つのコアとして動作させるマルチスレッディング技術を採用する事で性能の向上が図られています。
CPUのコア・スレッド・クロック数って?
■コア数(CPUに入っているコアの数)
コア数が増える=CPUの頭脳が増える
→コア数が多いほど並列処理に優れる
■スレッド数(コアが処理できる作業の数)
スレッド数が増える=同時にできる作業の数が増える
→スレッド数が多いほど同時作業に優れる
■クロック数(CPUの処理速度を表す周波数)
クロック数が高い=処理速度が速い
→クロック数が高いほど、作業スピードが上がる
※2コア / 4スレッドのCPUよりも、4コア / 8スレッドのCPUの方が処理速度が速いということです。
CPUのスペックってどう確認するの?
例としてintel社の「Corei5-7300U」と呼ばれるCPUの「コア数・スレッド数・クロック数」を
確認してみましょう。
1.ウェブ検索で「Corei5-7300U」と検索
2.検索結果が表示されるのでintel社サイトをクリック
3.コア数・スレッド数・クロック数(動作周波数)が一覧表示されるので確認します。
気になる商品のCPUスペックを知りたい時はこの方法で調べる事が出来ますね♪
※CPUの種類によってはメーカーサイトの検索結果が出ない場合もあります。
主なCPUメーカーとラインアップ
CPUメーカーとしては、intel(インテル)AMD(エーエムディー)2社が有名で、現在世界シェアの
殆どを占めています。これまでは「Core i」シリーズを販売するインテルが絶大なシェアを
誇っていましたが、近年では「Core i」シリーズと同等以上の性能を持ちながらも価格を抑えた
AMD製CPU「Ryzen」シリーズが自作PCユーザーを中心に人気が爆発しています。
また、各メーカーのノートPCにも モバイル向け「Ryzen」が採用されるなど、一般ユーザーにも
認知度が高まっています。ここでは、インテルとAMDの主なCPUラインアップと特徴を解説します。
■インテル社・AMD社の主なCPUラインアップ
intel社 | AMD社 | |||
---|---|---|---|---|
区分 | モデル名 | コア/スレッド数 | モデル名 | コア/スレッド数 |
業務用モデル | Xeon | 最大56コア/112スレッド | Ryzen Threadripper | 最大64コア/128 スレッド |
最上位モデル | Core i9 | 最大8コア/16スレッド | Ryzen 9 | 最大16コア/32 スレッド |
上位モデル | Core i7 | 最大8コア/16スレッド | Ryzen 7 | 最大8コア/16 スレッド |
中位モデル | Core i5 | 最大6コア/12スレッド | Ryzen 5 | 最大6コア/12 スレッド |
下位モデル | Core i3 | 最大4コア/8スレッド | Ryzen 3 | 最大4コア/4 スレッド |
廉価モデル | Pentium Celeron | 最大4コア/4スレッド | A12 A10 A8 A6 Athlon |
最大4コア |
intel社
パソコンのCMで一度は「インテル入ってる?」と言う言葉を聞いた事はありませんか?
デスクトップPC・ノートPCを問わず、多くの製品に搭載されているんです。
ご家庭でインターネット検索や動画視聴を楽しみたい方から、プロのデザイナーやプログラマーの方まで、あらゆるニーズに応えるスペックのCPUをブランドに分けて幅広く展開しています。
また、CPU内にGPU(グラフィック機能)を搭載(一部のモデルを除く)しており、別途
グラフィックボードを用意しなくてもモニターへ映像を出力することが出来るのも大きな特徴です。
AMD社
高性能&高コスパCPU「Ryzen」シリーズでシェアを急速に拡大。
インテルに次ぐ第2のCPUメーカーとして、「Athlon」や「Sempron」・「Opteron」と
いった “知る人ぞ知る” 玄人向けのラインアップが中心だったAMD。
しかし、同価格帯のインテル製CPUのスペックを上回る「Ryzen」シリーズの登場で状況は一変。
安いのに多コア・多スレと価格破壊を起こす厄介者(失礼!
CPUの種類
それではCPU毎のランクや位置づけ等を解説していきたいと思います。
※CPUロゴをクリックするとPC WRAPのCPUランク別検索結果が表示されます!
■intel
Xeon(ジーオン)
インテルの業務用CPUです。「Core i」シリーズとの大きな違いは搭載するコア数で
2021年8月時点でのモデル「Xeon W-3175X」は56ものコアを搭載しています。
大容量の処理に耐えうる安定性が特徴で、ワークステーション・サーバーや
アプリケーション開発、4K・8K動画の編集など、CPU性能をフルに使用する用途に向いています。
Core i9(コア アイ ナイン)
「Core i」シリーズの上位モデルです。
「Core i9」よりも全体的にクロック周波数が抑えられているものの、個人向けの用途であれば
動画編集からゲームまで、負荷の大きい処理でも快適に行うことができます。
とくにゲーミング性能は、「Core i9」にも引けを取らないほどです。
Core i5(コア アイ ファイブ)
「Core i」シリーズの中位モデルです。
中位モデルとはいえ軽めの動画編集やゲーム、オフィスソフトを使った本格的な資料作成など
一般的な用途であれば十分なスペックを誇ります。
Core i3(コア アイ スリー)
「Core i」シリーズの下位モデルです。
ネットサーフィンや動画視聴、軽めの資料作成など、ライトな用途であれば
十分こなせるスペックです。価格も安めで消費電力や発熱も低いのが特徴です。
Pentium(ペンティアム)
「Pentium」の下位モデルです。
比較的低価格なパソコンに搭載されています。
非力ですが消費電力が低いので「安価なパソコン」が欲しい「子供の練習用パソコン」等
低価格でパソコンを購入したい方にお勧めです。
■AMD
Ryzen Threadripper(ライゼン スレッドリッパー)
AMDの超ハイエンドCPUです。2021年3月時点の最上位モデルとなる
第3世代「Ryzen Threadripper 3990X」は、64ものコアを搭載。
4K動画編集やソフトウェアのコンパイルなど、高いマルチスレッド処理を求める
クリエーター向けの製品です。
Ryzen 9(ライゼン ナイン)
1.画面下の赤枠部分をタスクバーといいます。
2.スタートボタンを右クリックします。
3.メニューが表示されるのでタスクマネージャーの項目をクリックします。
4.タスクマネージャーが表示されるのでCPUスペックを確認します。
1.CPU名+クロック数
2.最大速度:クロック数
3.コア:コア数
4.スレッド数(論理プロセッサ数)
今回確認したパソコンのCPUは「intel Corei5-4310U」と言う型番で
クロック数が2.00GHzの2コア4スレッドのCPUということがわかります。
まとめ
- CPUはPCの頭脳とも呼ばれる重要なパーツ
CPUはPCの頭脳であり、CPUの性能がPC全体のパフォーマンスに影響する為非常に重要です。 - コア・スレッドが多い方が高負荷な処理や複数タスクの並行処理で有利
CPU処理の行うコア数が多い方が、より多くの処理を並列して行うのに有利です。 - 高ければ良いと言う物でもない
必要用途以上のCPUが搭載されているパソコンを購入しても性能を発揮出来ず、高い買い物になってしまうかもしれません。
PC WRAPではCPUの種類は勿論ストレージ容量や価格帯等様々な条件を指定しての検索が可能!TOPページ右上の虫眼鏡マークをクリックしていただけると条件別検索が出来ます!