Intel Core Ultra とは?Core iシリーズとの違いや性能を解説!

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Intel CPU搭載パソコンを購入する際に悩むのが、「Intel Core iシリーズ」と最新の「Core Ultraシリーズ」
どちらのモデルを購入するかではないでしょうか。
しかし、「Core iシリーズとCore Ultraシリーズ って何が違うの?」と、思われてる方は多いはず。
この記事では、Core iシリーズとCore Ultraシリーズの違いやCore Ultraの数字の意味や性能などについて解説したいと思います。

Core Ultraとは?

2023年12月に発表された「Core Ultra」は、以前の「Core i シリーズ」とは一線を画した、インテルの最新プロセッサーです。
ちなみに「Core Ultra」においても、「i5 / i7/ i9」のようなグレード展開はありますが、これまでのような” i ”の表記がなくなり、「5 / 7 / 9」となっています。

Core Ultraプロセッサーの魅力

Core UltraはCore iシリーズより、CPU性能・グラフィック性能・電力効率・バッテリー持続時間・AI機能など、あらゆる面においてアップグレードされています。

AI処理に特化したNPUを搭載

Core UltraにはNPUが搭載されており、CPUやGPUよりも低消費電力でAI推論処理を実行できます。
NPU(Neural Processing Unit)とは、AI処理を専門に行うプロセッサーです。
NPUを使用することで、画像認識や自然言語処理などAIアプリケーションの機能の向上が期待できます。
また、AI処理をNPUに任せることでCPUの負荷を軽減できるため、ほかのアプリケーションの処理が遅延するリスクを抑えられます。

高性能GPUを搭載

Core Ultraには、従来よりも強化された「インテル Arc グラフィックス」が搭載されています。
この内蔵GPUによって、ゲームの映像をより美しく表示したり、動画編集をスムーズに行ったりできます

電力効率が向上しバッテリーが長持ち

Core Ultraは、3種類のコアを状況に応じて使い分けることで電力消費を大幅に抑え、バッテリー駆動時間を延ばしています。

各コアの概要は以下の通りです。

コア 概要
Pコア(高性能コア) 高速処理が必要なタスクに最適化されており、高いパフォーマンスを発揮します。
Eコア(高効率コア) 日常的なタスクを効率的に処理し、バランスの取れた性能を提供します。
LPEコア(低消費電力高効率コア) メールチェックなどの負荷の軽いタスクを、非常に低い消費電力で処理します。
特に、負荷の軽い作業時にはLPEコアのみを使用することで、電力効率を最大限に高め、バッテリーの持続時間を大幅に向上させています。

Core Ultraプロセッサーは3種類

Core Ultraには、「Core Ultra 5、Core Ultra 7、Core Ultra 9」の3つのモデルが用意されており、モデル間の性能の違いは、主にPコアの数やクロック周波数、GPUの性能によって生じます。

それぞれのモデルの特徴を以下に説明します。

Ultra 5:安価なエントリーモデル

エントリーモデルのCore Ultra 5は、Core Ultra 9や7と比較すると処理性能はやや劣りますが、NPUと内蔵GPUを搭載しているため、基本的な動画編集やAIを活用した作業など幅広い用途で快適に使用できます。ただし、負荷の高い処理を行う際には、動作が重くなる可能性がある点に注意が必要です。Core Ultra 5搭載パソコンは、初めて高性能パソコンに触れる方や、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。

Ultra 7:バランスの良いモデル

動画編集やAI処理など、負荷の高い作業をしっかりこなしたいけれど、最高峰の性能までは必要ないという方には、Core Ultra 7がおすすめです。Core Ultra 9ほどの性能ではありませんが、3DCG制作なども問題なくこなせます。
また、FPS/TPSやMOBAなどのアクション性の高いゲームでも、中程度の画質設定であれば快適にプレイできるスペックを備えています。

Ultra 9:ハイスペックモデル

Core Ultra 9は、家庭用パソコン向けCPUとして最高峰の性能を誇り、AI処理、ゲーム、動画編集、3Dアバター配信など、幅広い用途でその実力を発揮します。
内蔵グラフィック性能も高く、グラフィック処理能力が求められる3DCG制作なども難なくこなせます。
ただし、高性能であるがゆえに価格は高額です。

Core Ultra 搭載パソコンの選び方

Core Ultra搭載パソコンを選ぶ際は、CPUはもちろんメモリやストレージ、グラフィック性能など、使用目的に合わせて最適なスペックを選ぶことが重要です。

CPU・メモリをチェック

利用用途に応じたCPU搭載モデルを選ぶことで、したい事ができないなどスペック不足で悩まないようにしましょう。
Core Ultra搭載パソコンでは、一般的に16GBから32GBのメモリが搭載されています。動画視聴や画像編集などの比較的軽い作業であれば16GBでも十分ですが、動画編集やゲームなど、負荷の高い作業を行う場合は32GB以上がおすすめです。

ストレージをチェック

ストレージは、一般的に512GBから1TBのSSDが搭載されています。
動画や音楽など、容量のファイルを多く保存する場合は、1TB以上のSSDが搭載されたものを選びましょう。

グラフィック性能やリフレッシュレートをチェック

軽いゲームや動画編集程度であれば内蔵GPUでも十分ですが、本格的なゲームや動画編集を行う場合は、専用のグラフィックボードを搭載したモデルを選ぶと良いでしょう。
ノートパソコンの場合、ディスプレイのリフレッシュレートも重要な要素です。一般的なパソコンのディスプレイは60Hzですが、120Hz以上のディスプレイを選ぶことで、ゲームや動画もより滑らかに楽しめます。

Core Ultra搭載パソコンがおすすめな人

インテル最新のCPUであるCore Ultraは、従来のCPUよりも大幅に処理能力が向上しており、特にグラフィック性能、AI処理能力、電力効率において優れた性能を発揮します。Core Ultra搭載パソコンは、以下のような方におすすめです。

3Dゲームや動画編集などをする人

Core Ultraは、内蔵GPU「インテル Arc グラフィックス」により、3Dゲームや動画編集などのグラフィック処理を多用する作業において、より快適な動作が期待できます。
また、AI処理に特化したNPUを搭載しているため、将来的にはAIを活用した動画編集や画像処理などが高速かつ効率的に行えるようになる可能性があります。
シリーズによって内蔵グラフィックスが異なりますので注意しましょう。

AIアプリを活用したい人

Core UltraはNPUを搭載しているため、AIアプリの性能を最大限に引き出せます。
今後、NPUがフル活用されるAIアプリが登場すれば、複雑な処理を伴うタスクもスムーズに動作するようになるでしょう。

長持ちするバッテリーで快適に使いたい人

Core Ultraは、LPEコアの搭載により、メールチェックやWeb閲覧など、PCへの負荷が少ない作業時にPコアやEコアを休ませ、LPEコアのみを稼働させることで、消費電力を大幅に抑えられます。また、高負荷な処理が必要な際には、PコアとEコアが連携してパワフルなパフォーマンスを発揮します。3Dゲームや動画編集などPCに高い負荷がかかる作業だけでなく、普段使いにも最適なCPUと言えるでしょう。

まとめ

Core Ultra搭載ノートパソコンは、快適な作業環境を求める方、クリエイティブな活動をしたい方、外出先でもパワフルな性能を必要とする方など、さまざまなニーズに応えることができます。ぜひ自分にぴったりの一台を見つけて、ワンランク上のPC体験を手に入れてください!

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